こんなにあるの?手袋の種類-その他素材のご紹介~後半~
こんにちは!GlovesDEPOです。
前回は手袋の形の種類の説明と、素材の一部の説明をさせていただきましたが、今回はそれ以外の素材、動物の皮や人工素材を説明させていただきます。
皮の種類について
皮の種類ですが、こちらもそれこそたくさんの種類があります。変わり種でいえばウナギの皮や高級素材でのワニやパイソンなどの爬虫類やオーストリッチなど鳥などを使用したエキゾチックレザーと言われる高級素材のものもありますが、今回は一般的に流通しているものの説明に絞ります。
一般的に流通している皮の種類だと、牛、馬、豚、ヤギ、ヒツジ辺りが定番かと思います。その中でも手袋に多く使われているのは、豚と山羊と羊です。
豚皮の手袋はスェード状に加工してあるものが多いです。表面に毛穴がたくさんあって通気性もよく、摩擦にも強く耐久性に優れているのが特徴です。
山羊皮は大人と子供で呼び名が変わります。手袋で多いのは大人の皮を使ったゴートスキンです。表面に特徴があり耐久性も強く、アウトドア系の手袋でよく使用されます。
羊皮は防寒性に優れているので手袋など防寒具に適した素材です。さらに、豚皮や山羊皮よりも柔らかく、軽いので手袋にピッタリです。
革製品自体は長く使えば使う程、独特の味が出てくるものなのでお手入れを欠かさず長く使えるようにしましょう。基本的には乾燥に気を付けてブラシなどでほこりを落とし、専用のクリームなどで保湿ケアを行いましょう。
ただ、ここ数年環境保護やSDG’sの取り組みなどからリアルレザーから人工皮革や合成皮革いわゆるエコレザーも増えてきました。手入れ自体も本革よりも簡単で人工皮革でも見た目が高級感あるものも多いようです。
合成繊維について
合成繊維の中で一番ウールに近い風合いを持つといわれているのがアクリルです。
アクリルの特徴として、柔らかい、元に戻る力が強いのでしわになりにくい、薬品や虫に強い、洗濯しても縮んだり型崩れしにくい。といった特徴があります。柔らかくて強いということですね。ただし、デメリットとして毛玉ができやすい、静電気が起きやすいといったことがあります。セーター等にもよく使用されています。基本的に手袋に使用されている合成繊維の中で一番多いのではないでしょうか。
続いてはポリエステルです。ペットボトルの素材としても皆さん身近に感じている素材かと思いますが、特徴としては軽くて丈夫、ワイシャツやスカートなどしわになりやすい医療に使用されているのが多いです。吸水性も強く速乾性もあるので春夏素材のものに向いています。デメリットしてはアクリルよりもさらに静電気が起きやすいので肌へのダメージが大きくなります。
合成繊維の中で世界で一番生産されているのはポリエステルですが、2番目はナイロンになります。
特徴として、摩擦に強い、発色性に優れている(色に染まりやすい)吸水性が低いので乾きやすい、弾力性がありしわになりにくく、型崩れしにくいといった特徴があり、雨風に強いのでスポーツウェアやレイングッズに多く使われています。 デメリットとして熱に弱く、吸湿性が低く、長期間辰と黄変しやすいので肌着などには不向きです。
天然繊維と比べて強く、しわになりにくく、虫食いも起こりにくいのが合成繊維の特徴です。しかし吸湿、吸水性や肌触りなどは天然繊維の方に軍配が上がります。アレルギーや肌荒れも合成繊維より引き起こしにくくなります。
ニットの編み手袋などは安価でボリューム感を出せるのでほとんど合成繊維が多くなりました。しかしジャージ手袋など薄手の手袋などはまだ天然繊維のものが多く使用されています。
色々とシーンなどで使い分けているかと思いますが、素材などでお手入れ方法や洗濯方法も違いますのでそれぞれチェックしてみてはどうでしょうか?